よくある質問
カイロプラクティックについて
カイロプラクティックとは
カイロプラクティックは近年、科学的研究も進み、国レベルでカイロプラクティック治療の有効性が認められています。 現在カイロプラクティックは70ヶ国で行われ、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなど約30ヶ国で法制化されています。 世界カイロプラクティック連合(World Federation of Chiropractic:WFC)は、唯一WHO(世界保健機構)に非政府組織として加盟されているカイロプラクティックの代表団体であり、世界90ヶ国もの代表団体が参加しています。 日本には約600名のカイロ施術者(カイロプラクター)がいますが、これは1~2万名ともいわれるカイロプラクティック施術者の極僅か(総数の3%)でしかありません。 カイロプラクターは、筋肉や骨格の障害によって引き起こされる影響(健康を害する)を診断し、治療し、予防する専門職です。
カイロプラクティックと整体の違い
カイロプラクティックと整体は同じもの、カイロプラクティックの日本語訳が整体だと思っている人、 もしくはカイロプラクティックと言われても何かわからない人が大多数だと思います。 カイロプラクティックは簡単に言うと筋肉とか骨格系の障害やそれに伴って起こる健康を害するような障害に対する専門職です。 施術方法として健康を害する因子(サブラクセーション)を対象としてアジャストメントや脊柱マニピュレーションなどの徒手療法を特徴とするものです。 WHO(世界保健機構)の認証も得ており、学問として世界的に大学での4200時間の教育が義務づけられています。 対して整体は脊柱マニピュレーションや骨が鳴るなどの手法・現象からカイロプラクティックと同一視されてしまいがちですが、 整体の発祥は古武術に伝わる手技療法であり学問ではなく、整体は日本独自の文化と言えます。
症状の進行順と治る順序
<症状の進行順>
最初は疲れやすいように感じます。
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次に筋肉の張り感やコリ感、異和感などを感じます。
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続いて痛みを感じます。
多くの方はここで初めて身体に不調があるのではと考えますね。
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痛みの次は神経が徐々に障害を受けるため知覚が障害されシビレとして現れます。
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続いてマヒ。今度は痛みやシビレといった知覚情報が完全に遮断されます。 痛くない、 シビレもないため一見治ったかのように錯覚してしまいますが、実は症状としてはかなり深刻な状態といえます。
それは神経の伝達が完全に遮断されている状態だからです。
<治る順序>
基本的に症状の進行順の反対となります。 麻痺の場合を例にあげると麻痺→痺れ→痛み→張り感・コリ感→だるさ→症状の消失のような順番で治っていきます。
ですからシビレがある患者さんで治療後に痛みを感じるようになった場合、知覚が戻ってきたためであり、良くなっていると言えます。
施術について
ポキって音が怖いです。
よく「コキッ」や「ポキッ」、「ボキッ」などの音が鳴るのが怖いと思われる方が多いようですが、 このような音は関節内の窒素ガスが関節外に出てはじけたときに起こる音であり、骨自体が鳴っている訳ではありません。 また音が鳴るからといって痛みが伴ったりする訳ではないのでご安心ください。
どういった事をしますか?
どういった事をするんですか?揉んだりするんですか?と聞かれる事がありますが、 カイロプラクティックは基本的にマッサージなど筋肉を揉むといった行為をする事はありません。 なぜなら、カイロプラクティックは緊張している筋肉に対して骨の歪みを整える事で揉む事無く筋肉を緩める事ができるからです。 筋肉の緊張の多くは骨格の歪みによって起こっているものが多く、背骨の歪みが存在するとその歪みを自分で治そうと付着している筋肉が緊張しだします。 その歪みの原因となっているもの(専門用語でサブラクセーション)を取り除くことでそれによって引き起こされている筋肉の緊張だけでなく、 神経系や骨格にも影響を与え、自身がもつ自然治癒力を高め、健康な身体に戻すお手伝いをします。
保険は使えますか?
カイロプラクティックは現在、日本において法制化がしっかりとされておらず、保険対象となっておりません。 他の治療院でカイロプラクティックで保険適応となっている場合、柔道整復師の徒手療法などであり、カイロプラクティックではないと言えます。
痛くないですか?
基本的に痛くはありません。ですがカイロプラクティック治療は痛い部分に触れる事から、瞬間的に痛みを感じる事はあると思います。 定期的なメンテナンスなどでは特に痛みを感じる事はありませんが、急性期などで少しでも動かすと痛みがあったりする場合では、 その周囲の組織で炎症が起きている場合が多く、痛みを生じますが、これはカイロプラクティック治療による痛みとは関係ありません。
O脚は治りますか?
O脚の原因となるのは先天的な問題による、骨のバランスが崩れている場合や骨折などによる変化によって起こる解剖学的問題。 それ以外に筋肉や骨格のバランスが崩れていることによって起こる機能的問題の場合の2通りが存在します。 筋肉や骨格の機能的バランスが崩れることによって、2次的にO脚が起こっている場合は 腰痛や肩こりなど身体の他の部位に問題が起こっていることが考えられます。 これらの原因となっている問題に対してカイロプラクティック治療を行うことによって、O脚に対しても2次的に変化がみられる可能性が考えられます。 解剖学的・構造的問題が原因のものについてはレントゲンなどの画像診断によって確認してみないとよくはわかりませんが この問題の場合カイロプラクティック治療による改善は難しいと思われます。
レントゲンで異常なしと言われたのですが
レントゲン(X線撮影)をして異常がないと言われる場合、骨に骨折線や石灰沈着、骨棘形成などの異常がみられない、関節の脱臼がみられないということであり、 配列(アライメント)に対して言っているものではありません。 またカイロプラクティックで言うサブラクセーションはあくまで可動性の減少であり、 レントゲンでアライメントが顕著に乱れてみられる訳ではないため多くの場合、整形外科などではレントゲンで異常なしと言われる事が多いと思います。
首を鳴らすと楽になるのですが
首を自分で鳴らしても楽になった感じはしますが、状態としては良くないほうに向かいます。 なぜなら、自分では間違いなく原因となっている骨を動かすことが出来ないからです。もし、動いたとしても良い状態に動くとは限らないのです。 ならどうして首を鳴らすと楽になったように感じるのかというと、鳴らすことにより、張りなどの症状を引き起こしている問題の骨でなく、 比較的動きやすい骨が動くことで問題の骨の負荷が軽減するため一次的に楽になった気がするのです。 動かなくていい骨が動くということは、その関節が動きやすい状態になるため、鳴らす場合、常にその骨が動き、今度はそこが問題を引き起こす関節となるのです。 また、その骨を支持している筋肉の緊張が増し、動きやすくなった骨を支えようとするため、張りや痛みといった症状の原因になりえるのです。 したがって、自分で動かすことは、いくら楽になった気がしてもお勧め出来ません。
歳だから仕方ない?
「もう歳だから、しょうがないのよね」とおっしゃる声をよく聞きます。 確かに年齢を重ねると肩こりや腰痛、膝の痛みなどを抱える方が多くなりますが、年齢を重ねた全ての人が痛みを抱えているわけではありません。 中には元気で、ピンピンとしマラソンなどにも参加され、かつ速く走る方もいらっしゃいます。 なぜこのように違うのか?それは歳のせいではなく生活習慣やしっかりとしたケアをされているかがこのような差を生んでいるのです。 最近ではロコモティブシンドロームなどという 言葉も耳にしますが、歳のせいと諦めないで根本的な原因に対するアプローチと、 生活習慣の改善をはじめてみませんか?